150種の情報を記載

IPAが「ウイルス百科事典」、対処法は「今後追記」

2007/05/29

 情報処理推進機構は5月29日、コンピュータウイルスに関する情報を集めたWeb上のデータベース「ウイルス情報iPedia」を公開した。ウイルスの名称やファイル名で検索でき、動作内容などの解析結果を参照できる。ウイルスの名称はセキュリティベンダによって異なることが多いが、1つのウイルスに対して複数の名称が設定されていて、目的のウイルスを探せるようになっている。

 データベースはIPAに届け出されたウイルス情報を基に構築。IPAが独自開発した「Zero Hour Analysis」でウイルス情報を解析し、ウイルスの名称やファイル名、プログラム種別、動作内容をデータベースに登録する。現在、登録されているウイルスは150種類で、IPAは順次増やす方針。感染した場合の具体的な対処法は掲載されていないが、IPAは「今後、追記していく」としている。

ipedia01.jpg 「ウイルス情報iPedia」

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(@IT 垣内郁栄)

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