コンテンツ管理システムを発表

「製造業こそがXML DBに適した分野」、サイバーテックが新製品

2007/06/05

 サイバーテックは6月4日、同社のXMLデータベース「Cyber Luxeon」(サイバー・ラクセオン)を使った製造業向けのコンテンツ管理システム「文書工房」を発表した。製造業で使われる図面、手順書、カタログなどの非定型コンテンツと製品情報を紐付けし、コンテンツの管理効率を高められるという。同社は「部品表や構造化された半定型文書が多く存在する製造業こそが、XMLデータベース利用に最も適している分野」としている。

xml01.jpg サイバーテックの代表取締役社長 橋元賢次氏

 システムの核になるのはサイバー・ラクセオンで、製品情報メタデータ、コンテンツを格納する。コンテンツをXML化してメタデータで管理することで、製品情報との紐付けが容易になり、必要な情報をすぐに見つけ出すことができるという。製造業の営業やサポート部門がコンテンツや製品情報を検索できるWebアプリケーションのモジュール、設計部門がコンテンツをサイバー・ラクセオンに登録するためのWebアプリケーションモジュールなどが付属する。

 文書工房は、システム化コンサルティング、XMLデータ設計サービスを含めて745万円(税抜)。

 サイバーテックの代表取締役社長 橋元賢次氏は「XMLデータベースはまだアーリーアダプターが使っている段階。新しいデータベースで画期的なことをやってみようとしているまさにこれからの分野だ」と話した。

(@IT 垣内郁栄)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)