Wikiサーバ機能を実装

新「Mac OS X Server」は最強コラボレーションサーバ目指す

2007/06/12

 米アップルは6月11日(米国時間)、10月に出荷予定のサーバ向けOS「Mac OS X Server Leopard」(バージョン10.5)の新機能を発表した。WikiやiCalを手軽に利用できるなど企業のコラボレーションを活性化する機能を盛り込んでいる。

 250以上追加するという新機能の中で注目されるのはWikiサーバ機能の実装。複数ユーザーでバージョン管理をしながらWebベースの共同作業ができる。複雑な設定を行うことなくコラボレーションが可能になる。またカレンダーアプリケーションを実行する「iCal Server」も搭載し、iCalに準拠する複数のカレンダーアプリケーション間でスケジュール調整などの連携ができるようにする。iCal Serverはオープン技術の「CalDAV」をベースにしている。

 ポッドキャストのコンテンツを作成し、サーバにアップロードする「Podcast Producer」や、ほかのサーバ上に保存されたコンテンツを高速検索できる「Spotlight Server」も備える。

server01.jpg 「Mac OS X Server Leopard」のデスクトップ画面

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(@IT 垣内郁栄)

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