米企業のリアルタイムJava仮想マシンの国内販売開始

「防衛分野でも今後Javaが主流に」、富士通

2007/06/20

 富士通は6月20日、米Aonix North Americaの防衛搭載システム用リアルタイムJava仮想マシン「PERC」(パーク)の日本国内での販売で協業していくと発表した。AonixのPERCは、防衛搭載システムに必要なリアルタイム機能を提供する。従来のこの分野で用いられてきたプログラミング言語であるAdaやC/C++による開発に比べ、Javaを用いることで、より高いプログラムの生産性と保守性の向上が見込めるという。

 「PERC」は、米ロッキードマーチンのイージス護衛艦や米国防総省と米陸軍で進めている将来戦闘システム構想、米ボーイングの統合無人空中戦闘システムなどのシステム開発に採用された実績があるという。

 富士通は今後、防衛関連分野でJavaによる開発が主流になると予想しており、米国で実績のあるソフトウェアを、同社のソリューションと組み合わせることで、他社と差別化したい考えだ。

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(@IT 西村賢)

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