4度のドラフトを経て

GPLv3の正式版を発表、FSF

2007/07/02

 Free Software Foundation(FSF)は6月29日、GNU General Public Licenseバージョン3(GNU GPLv3)の正式版を発表した。1991年にバージョン2を発表して以来の改定で、過去18カ月間に4度ドラフトを公開、フィードバックや議論を基に改定を加えてきた。FSFでは、「バージョン2(の発表)以来浮上した、フリーソフトウェアに対する新しい脅威に対処するために必要なアップデート」だとしている。

 GPLv3では、プログラムの個人的改変が可能であることを明確化した。デジタル著作権管理(DRM)機能などの実装は制限しないが、そうした機能をユーザーが削除することを妨げてはいけないとしている。また、ほかのフリーソフトウェアライセンスとの互換性の拡大したほか、ライセンスの国際的な統一性の向上を図った。

 GPLv3はWebサイトに掲載されている。

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(ITmedia)

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