オープンな業界標準の採用を支援

IBM、150以上のソフトウェア関連の知財を開放

2007/07/12

 米IBMは7月11日(現地時間)、業界標準の仕様・プロトコルなどに関わる150以上のソフトウェア関連の知的財産を、誰でも永続的に利用できるようにすると発表した。今回の開放に含まれるのはSAML、ODF、XSL、XMLネームスペース、SOAP、UDDI、VoiceXML、WSDLなどWebや文字コード処理などに関わる標準仕様・プロトコル。これらは、すでにW3CやOASISといった業界団体によって管理されているもの(詳細リスト)で、さまざまな企業やユーザーによって実装・利用されている。

 今回の発表は、これらの技術を利用する開発者、販売業者、メーカー、利用者のすべてが今後IBMからロイヤルティーを請求されることがない、とする公約。同社は発表文の中で「この種の試みでは過去最大。訴訟を抑制し、業界のイノベーションを加速する」としている。

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(@IT 西村賢)

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