コードなにがし

Google先生は不要?――ソースコード共有サイト「code*」開設

2007/08/01

 テックスタイルグループのオープンタイプは8月1日、ソースコードやプログラミング情報をユーザー間で共有できるWebサイト「code*」(コードなにがし)を8月2日に開設すると発表した。オープンソースコミュニティなどに利用を呼びかけたり、テックスタイルグループが持つ技術情報1万件を投稿し、Webサイトを育てる。

 テックスタイルグループ代表の吉田斉氏は、ソースコードや技術情報の技術者間の共有がないため、「ネットのサービスはほとんどが1からの手作りになっている」と指摘。「Google先生に聞く、またはメーリングリストで質問して『ググれ』と怒られる」状況になっていると説明した。情報共有がないため、開発に時間やコストが多大にかかり、独自性を生み出すその先の開発にリソースを割けない状況になっているという。

code01.jpg code*

 code*が目指すのは「ソースコードのWikipedia」。コンテンツは技術についてQ&Aサイト形式で相談できる「教えて・助けて・コード書いてっ♪」と、自らの知識を投稿する「ソースコード・ノウハウッ!」の2つ。投稿情報にはそれぞれタグを設定でき、コメントや評価も付けられる。登録されたソースコードに対して返答する「俺ならこう書く」のコマンドもある。

 テックスタイルグループは「文書版YouTube」「群集の英知活用サービス」「ソフトウェア技術開発支援ファンド設立」など、オープンをキーワードに複数のサービス、事業を展開するとしている。

関連リンク

(@IT 垣内郁栄)

情報をお寄せください:

Coding Edge フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

「ECプラットフォーム」 売れ筋TOP10(2024年3月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

GoogleがZ世代のローカル検索でInstagramやTikTokに敗北 なぜこうなった? これからどうなる?
Googleは依然として人気の検索サイトだが、ことZ世代のローカル検索に関しては、Instagra...

DE&Iに関する実態調査 「公平」と「平等」の違いについて認知度は2割未満
NTTデータ経営研究所がNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションと共同で実施...