5人に1人が重要データ損失

「防災週間」にはデータバックアップ、シマンテックが提案

2007/08/28

 シマンテックは8月27日、「防災週間」(8月30日〜9月5日)にからめてデジタルデータのバックアップを提案する文書を発表した。同社の調査によるとデジタルデータのデータ量と重要性は年々増しているものの、バックアップの実施率は高くない。同社は「ソフトウェアの機能を使うことで、バックアップは飛躍的に簡単な作業になる」としている。

 同社が6月に発表した調査結果(発表資料参考記事)によると、デジタルカメラの画像や住所録など「なくしたら困る大切なデータ」を保存している人の割合は79.4%で、前年比9ポイントの増加。ただ、バックアップの実施率は全体では56.6%。デジカメ画像は33.2%、住所録などでは26.3%にとどまっている。

 実際、データを損失するケースも多い。調査によると5人に1人が大切なデータを過去1年以内に損失。損失したデータを「ほとんど復元できなかった」ケースは60.2%に及ぶ。バックアップが行われていないのは、「面倒」「やり方が分からない」などが理由。シマンテックは自社のソフトウェア「ノートン 360」を使ったバックアップを提案している。

 ノートン 360はバックアップ機能の「オンラインストレージ・サービス」があり、重要なデータをネット上の外部ストレージかローカルに保存できる。ウィザード形式で画面の指示に従って操作すれば最大数十分で作業は完了するという。

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(@IT 垣内郁栄)

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