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他社よりも数十倍高速なエンジンを採用

スカイコム、SaaS型超高速PDF変換サービス開始

2007/09/07

　スカイコムは9月7日、Salesforce.com上でPDFに変換できるサービス「NinjaPDF for AppExchange」（以下、NinjaPDF）を提供開始したと発表した。現在のところ英語版のみで、1ユーザー当たり月額5ドルで利用できる。

スカイコム SaaSオンデマンド・ビジネス・プロジェクト マーケティング＆ビジネス 部長 清坂ゆかり氏

　NinjaPDFは、米セールスフォースが提供しているプラットフォーム「AppExchange」上で提供されているPDF変換サービス。スカイコムが提供しているPDF変換ソフト「SkyPDF」と同じエンジンを利用し、一般的なPDF作成ツールに比べて2〜20倍の高速変換を実現しているとした。Salesforce.comを利用しているユーザーであれば、ボタン1つでインストールおよび利用が可能となる。

　AppExchangeには米国版と日本語版があるが、今回のNinjaPDFは米国版のみでの提供となる。スカイコム SaaSオンデマンド・ビジネス・プロジェクト マーケティング＆ビジネス 部長 清坂ゆかり氏は「今回発表したのは英語版だが、英語をいとわなければ日本のSalesforce.comユーザーでも利用できる。日本語版も早急に出したい」と説明した。

NinjaPDFの画面イメージ

　NinjaPDFを利用するためには、Salesforce.comにログインしてAppExchangeからNinjaPDFをインストールすればよい。すると、Webブラウザ上でWordやExcel、画像などをPDFに変換できる。変換時に「パスワード設定」や「印刷不可」といったセキュリティ設定も可能。変換したファイルはメール送信やローカルに保存ができるほか、Salesforce.com上に保存したり、Salesforce.comの顧客情報と関連付けることできる。

　清坂氏は、「レスポンスを向上させるために、Salesforce.comと同じ米国シリコンバレーにPDF変換エンジンのサーバを設置した。SkyPDFのPDF高速変換エンジンは米国でも評価されるはずだ。米国ユーザーの声もどんどん取り入れていきたい。Salesforce.comは四季ごとにバージョンアップしているが、NinjaPDFも同じようなペースでどんどん改良していく。2008年3月までに5000ライセンスを目指す」と抱負を語った。

（＠IT　大津心）

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