「LAMP」ならぬ「LAMR」推進

仕事に使える「Ruby+MySQL」をお手伝い

2007/09/12

 MySQLのパートナーであるスマートスタイルとネットワーク応用研究所(NaCl)は9月11日、技術提携を結び、MySQLとRubyを組み合わせたシステム構築支援を共同で提供することを明らかにした。

 スマートスタイルはこれまで、MySQLのパートナーとして、MySQLの導入やチューニング、コンサルティングといったサービスを提供してきた。十数名の認定エンジニアが在籍しており、いくつか「ヘビー」なチューニング案件もこなしてきたという。一方NaClには、Rubyの開発者であるまつもとゆきひろ氏が在籍している。

 NaCl代表取締役社長の井上浩氏は、両社が手を組み、「MySQLとRubyの両方をサポートする体制を整えることで、顧客が安心してこの組み合わせを導入できるようにしたい」と述べた。

 「高速、安定稼働を実現し、大規模システムにMySQLとRubyの組み合わせを普及させていきたい」(井上氏)

rubymysql01.jpg ネットワーク応用通信研究所代表取締役社長の井上浩氏とスマートスタイル代表取締役社長の野津和也氏、そしてRuby開発者のまつもとゆきひろ氏

 両社によると、エンタープライズにおいてもMySQLの導入は確実に増えており、中には数十台、数百台構成での利用例もあるという。ただ、それを実現するには、データベース設計や既存データベースからの移行、パフォーマンスチューニングなど、さまざまなノウハウが求められる。

 「安定稼働を実現するには、初期の段階からコンサルティングが入って、きちんと設計することが重要だ」(井上氏)が、その部分で、これまでスマートスタイルが蓄積してきたノウハウを反映していく。また、いわゆるLAMPスタックの代わりに、RubyおよびRuby on Railsを組み合わせた際のパフォーマンスチューニングに関して、NaClの知識を活用していく。これを推進するため、今後は双方の人的交流を推進し、協力体制を築いていく計画だ。

(高橋睦美)

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