反復操作を共有可能

IBM、ネットでの反復操作をスクリプト化する「CoScripter」発表

2007/09/27

 米IBMは9月26日(米国時間)、Webブラウザで繰り返し行うネット上の作業を「記録」し、簡素化する無料サービス「CoScripter」を発表した。 CoScripterは、ユーザーの行動を「スクリプト」化し、自動的にタスクを実行できるようにするとともに、ほかのユーザーとその情報を共有可能にするサービスだ。

 CoScripterはメールのチェック、飛行機の到着時間の確認、Wi-Fiホットスポットの検索といった、繰り返し行うタスクを単純化する。同サービスは「Programming by Demonstration」手法により、人々の行動を観察することでそのプロセスをキャプチャし、記録したステップをスクリプトに変換する。これらスクリプトはWikiと統合されるので、ほかのユーザーと簡単に共有できる。

 例えば住宅検索サイトで家探しをするときにCoScripterを利用すれば、自分が希望する条件を入力し、地域や上限価格を設定するといった、住宅検索に必要ないくつかの手順がスクリプト化され、次からは簡単に検索が行える。また同じような検索を実行しようとしているほかのユーザーは、このスクリプトを自分の用途向けにカスタマイズできる。

 CoScripterは企業が社内の複雑なプロセスをスクリプト化し、複数の社員と共有するといったケースにも利用できる。

 CoScripterのFirefoxアドオン版はalphaWorksでダウンロードできる。Firefox以外のブラウザでもWebベースのCoScripterを使うことができる。

(ITmedia)

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