女性ユーザーへの訴求も

経産省が情報セキュリティキャンペーン、「シャーロック・アヤ」を起用

2008/01/16

 経済産業省は1月16日から3月末にかけて、情報セキュリティの重要性を訴えるキャンペーン「CHECK PC!」を展開する。

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 CHECK PC!キャンペーンは、ウイルス感染や不正アクセス、フィッシング詐欺といったインターネット上のリスクが高まっていることを踏まえ、PC利用者に情報セキュリティ対策の重要性を訴えることを目的としたものだ。会見に出席した甘利明経済産業大臣は、いまやインターネットは生活必需品になっているとし、キャンペーンを通じて「適正なコンピュータの使い方を広め、インターネットライフをエンジョイしてほしい」と述べた。

 キャンペーン開始に当たり、タレントの上戸彩さんが情報セキュリティ広報大使「シャーロック・アヤ」に任命された。上戸さんは半年ほど前からPCを使い始めたといい、幸いなことにこれまでのところ、ウイルス感染などの経験はないという。

checkpc02.jpg 半年ほど前からPCを使ってブログのチェックなどを行っているという上戸彩さん。「後悔する前にしっかり対策を」と呼び掛けた

 しかし身近なところでは不正請求メールが届くといった事件も発生しており、「冷静に考えれば、インターネットや携帯経由で届いたものに振り込みなどするわけはないと思うけれど、実際に当事者になってみれば焦ってしまうかもしれない」とコメントした。

 経済産業省情報セキュリティ政策室によると、上戸彩さんが起用された理由の1つに、女性ユーザーへの訴求があるという。オンラインショッピングやオークションなどでインターネットを利用する機会は増えているものの、情報セキュリティに関する知識が比較的少ない層に、動画やシミュレーション体験などを掲載した専用Webサイトを通じて、適正に利用する方法を伝えていきたいとしている。

(@IT 高橋睦美)

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