リアルタイムで検索して文例を調査

ネットの用例から訳語を確定、翻訳サービスASP「熟考Ver2.0」

2008/01/23

 翻訳エンジン開発ベンチャーのロゼッタは1月23日、インターネット上の用例から的確な訳語を選んで翻訳する自動翻訳サービス「熟考Ver2.0」を発表した。年間利用料11万円(税別)でASPサービスとして提供する。日英・英日の両方向での翻訳が可能で、翻訳できる分量に制限はない。

 従来の翻訳ソフトウェアが、あらかじめ用意された辞書データを用いるのに対して、ロゼッタの熟考Ver2.0ではインターネット上の文例を参照するという違いがある。Webブラウザ上で入力された原文の中で多義性をもつ語彙について、インターネット上の例文を検索して訳語を確定する。例えば、「cataract」という語は大雨、洪水、滝、白内障……など多くの意味を持つが、原文が「If you have an operation to remove cataracts,」であれば「operation」という語から、適切な訳語が、それぞれ「手術」、「白内障」と確定できる。翻訳に当たってはバックエンドで検索を行うため、400語程度の英文の翻訳に6分前後かかるという。

 新手法により、従来の自動翻訳に比べて精度が高い翻訳が可能という。医薬、バイオ、化学、技術系のメーカーやIT企業を対象に販売を進め、初年度で8億円の売り上げを見込む。

 人間の翻訳者によるリライトサービスをオプションとして提供するほか、今後は中国語などほかの言語でのサービス提供も予定している。

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(@IT 西村賢)

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