ルクセンブルクに拠点

楽天、台湾に続いて欧州で「楽天市場」開設へ

2008/02/07

 楽天は2月7日、ルクセンブルグに欧州の中核拠点として「楽天ヨーロッパS.a r.l.」を設立。今後2〜3年以内にEU外も含めたヨーロッパの数カ国でショッピングモール事業を展開していくと発表した。楽天ヨーロッパは2008年3月末までに設立する。欧州事業のハブとし、戦略立案や人事などの機能のほか、システムの開発や運用、物流に関する機能を持たせることも検討しているという。

 設立当初は、ヨーロッパ各国への進出に向けた事業計画を詰め、今夏をめどにオフィス機能の強化を図り、順次、追加投資を行い人員増強も図る。

 ルクセンブルクに拠点を置いたことについて同社は、同国国民の教育水準の高さや多言語環境、発達した通信網や物流網などのビジネス環境の充実を理由に挙げる。

 すでに楽天は2007年11月に台湾の大手流通業者と合弁新会社を設立して、台湾版「楽天市場」を2008年第2四半期中に開設すると発表している。ヨーロッパ進出は同社にとって海外進出の第2弾。

関連リンク

(@IT 西村賢)

情報をお寄せください:

アイティメディアの提供サービス

キャリアアップ


- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

Xが新規アカウントに課金するとユーザーはどれほど影響を受ける? そしてそれは本当にbot対策になるのか?
Xが新規利用者を対象に、課金制を導入する方針を表明した。botの排除が目的だというが、...

Googleの次世代AIモデル「Gemini 1.5」を統合 コカ・コーラやロレアルにも信頼される「WPP Open」とは?
世界最大級の広告会社であるWPPはGoogle Cloudと協業を開始した。キャンペーンの最適化、...

Cookie廃止で広告主とデータプロバイダ、媒体社にこれから起きることとその対策
連載の最後に、サードパーティーCookie廃止が広告主と媒体社それぞれに与える影響と今後...