ネオジャパン、営業支援システム「desknet's SSS」をリニューアルポータル機能や汎用データベースを新たに搭載

» 2008年02月14日 00時00分 公開
[大津心,@IT]

 ネオジャパンは2月14日、営業支援システムの新バージョン「desknet's SSS バージョン3」の販売を開始した。4年ぶりの新バージョンリリースとなる今回は、ポータル機能や汎用データベースなどに新たに対応した。

 desknet's SSSは、現在1万5000ユーザーが利用している営業支援専門システム。ユーザーはWebブラウザから日報を入力するだけで、「営業の行動履歴管理」「顧客管理」「受注管理」などが可能になる。現在、対応キャリアはNTTドコモだけだが、携帯電話端末からの入力も可能だ。

 今回発表されたバージョン3では、「ポータル機能の搭載」「汎用データベース対応」「掲示板機能の追加」の3点が追加された。ポータル機能では、ログイン後のトップページをポータル化し、個人週間スケジュールや新着日報、掲示板、売上グラフなどを1画面上に表示し、見やすくしたという。汎用データベース対応では、「日報データ」「顧客データ」「商品データ」「掲示板データ」をデータベース化し、SQLiteを搭載した。これによりデータ容量の拡大や信頼性の向上が図れ、最大利用可能者数が500〜600人程度まで増加した。

desknet's SSS写真 desknet's SSSの画面イメージ。この画面はポータルサイトのイメージ。各自で必要のない機能は隠すこともできる

 掲示板機能は営業関連メンバー全員で情報共有するためのツールで、営業メンバー全員で共通しておくべき業界動向や、競合情報、達成率情報などに用いることが可能だとした。そのほか、「キーワード検索機能を前方一致から部分一致に変更」や「データのCSV出力を項目ごとに区切られた形式に変更」「商品マスタのカテゴリ分け、カテゴリ最大3階層化」など約20カ所にわたる機能改良を実施したという。

 価格は、基本の10ユーザーライセンス版で20万7900円。追加ライセンスは10ユーザーの場合で10万5000円から。また、ネオジャパン プロダクト事業本部 販売推進部 松村佳菜子氏は「当社のSaaSプラットフォーム『Applitus』において、desknet's SSSを提供する予定だ。早ければ3月中にも提供を開始したい。すでにSaaS形式で営業支援サービスを提供しているベンダもあるが、当社のdesknet's SSSは売り切り型で20万7900円と価格競争力が高いので優位性がある」とコメントした。

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