Systemwalkerの機能を強化
富士通、文書保護システムのアーキテクチャを変更してより強固な漏えい対策
2008/03/27
富士通は3月26日、クライアントPC向けの情報セキュリティ管理ツール「Systemwalker Desktopシリーズ」の機能を強化した。サーバと連動してデジタル文書に対するアクセス制御を行う「Systemwalker Desktop Rights Master」のアーキテクチャを変更し、最新のMicrosoft Office製品も含めたさまざまなアプリケーションへの柔軟な対応を可能にしたという。
Systemwalker Desktop Rights Masterは、ライセンス配信サーバおよびActive Directoryと連動して、クライアントPCに配布された文書の保護を実現するシステムだ。ユーザーが暗号化された文書を開こうとすると、まずサーバに問い合わせを行い、おのおのに割り当てられた権限に応じて閲覧や編集、保存といった操作が許可される。アクセス権限に期限を設けたり、一時的にオフラインでの閲覧権限を与えることも可能だ。

例えば、電子メールに機密文書を添付して誤送信してしまった場合でも、正当なユーザーでなければその文書を開くことができない。また、プロジェクト単位で扱うファイルについても、プロジェクト終了後は閲覧権限を失効させれば、不用意な情報流出を防ぐことができるという。
今回の機能強化では、これまでアプリケーションのプラグインとして開発してきたSystemwalker Desktop Rights Masterのアーキテクチャを変更し、ファイルシステムの下で、OSの標準インターフェイスを用いて暗号化などの処理を行う「ドライバ方式」を採用した。さまざまなアプリケーションに柔軟に対応でき、Office 2007など最新のアプリケーションを迅速にサポートできる点がメリットという。同時に、メモ帳(テキストファイル)、ペイント(画像ファイル)やAdobe Acrobat文書に対する保護も可能になった。
また、保護対象となる文書をいったん復号することなく、Systemwalker Desktop Rights Masterによって保護された状態で更新作業を行える機能も追加されている。
価格は、ライセンス配信サーバが20万円から、クライアントが1台当たり1万1000円から。対応OSは、ライセンスサーバがWindows Server 2000/2003、クライアントはWindows XP/Vistaとなっている。
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