MSのパートナー各社が説明
走り始めたWindows Server 2008ソリューション
2008/03/27
マイクロソフトは3月27日、新サーバOS「Windows Server 2008」の本格投入を前に、パートナー企業との協業を紹介する説明会を開いた。シトリックス・システムズ・ジャパンなどマイクロソフトのパートナー各社が取り組みを説明した。
マイクロソフトの業務執行役員 サーバープラットフォームビジネス本部 本部長 五十嵐光喜氏によると、Windows Server 2008のベータ版、CTP版は2月末までに17万コピーを配布。「Visual Studio 2008」についても2007年11月末までに8万5000コピー、「SQL Server 2008」も現在までに4500コピーを配布するなど、マイクロソフト製品への期待が高まっているという。Windows Server 2003リリース時と比較すると、それぞれがおよそ2〜3倍の配布数で「Windows Server 2008製品群への期待は非常に高い」(五十嵐氏)と認識している。
また、開発者への先行トレーニングも現時点で、Windows Server 2008については約1万4000人、Visual Studio 2008については約2500人、SQL Server 2008については約3600人が受講したといい、マイクロソフトは好感触を得ているようだ。
マイクロソフト担当者とパートナー各社幹部。左がマイクロソフトの五十嵐光喜氏、左から2人目がシトリックスの大古俊輔氏新製品のスタートを盛り上げるにはパートナー各社のサポートは不可欠。シトリックス・システムズ・ジャパンの代表取締役社長 大古俊輔氏は、同社のXenServerがWindows Server 2008に実装される仮想マシン「Hyper-V」と完全互換である点を強調した。仮想マシン上で、同じく同社が提供するCtrix XenAppによるWindowsアプリケーションの仮想化機能を提供することで、今まで以上にシームレスにアプリケーションを利用できるようになるという。
同じ仮想化技術を提供するWindows Server 2008は、シトリックスにとって競合関係にあるが、大古氏は、XenServerのエンジンであるXenハイパーバイザーがオープンソースプロダクトであるため、このベース技術による利益追求は一切考えておらず、むしろマイクロソフトと協力して、いかに仮想化技術の付加価値を高めていくかという点に注力していると説明。マイクロソフト側と互換性のあるベース技術を持つことは重要だったと訴えた。
大古氏はWindows Server 2008上で同社「Citrix XenApp」(旧Citrix Presentation Server)を稼動させることのメリットも強調。Windows Server 2008が提供するTerminal Service機能と連携することで、クライアントからサーバまでの統合的なパフォーマンス管理や、セキュリティ、マルチユーザー環境での互換性向上などが期待できるという。
NAP活用ソリューションを開発
Windows Server 2008の目玉機能の1つは検疫ネットワークを可能にする「ネットワークアクセス保護」(NAP)。三井情報はこのNAPを活用したソリューション開発をすでに始めている。同社の取締役 土屋哲雄氏によると、開発しているのは、Windows Server 2008の「Terminal Server」をベースに、携帯電話やPDAなどを含む各種端末からNAPへの接続を可能にする「Optimized Application Delivery solution With Terminal Server 2008」と、リモート環境でもNAPを使えるようにする「Secured Self Enforcement IP Platform Solution With Microsoft NAP」。
三井情報は、NAP技術をベースに、IPアドレスによるアクセスログ監視ツール「IP to ID Management」、MACアドレス認証・管理を含むネットワーク管理・運用ツール「Development IP Management tools」も独自に開発している。Development IP Management toolsについては、独自にカスタマイズした管理インターフェース「MKI Smart Authentication Server」も提供予定。同製品は、毎秒2000台の認証・応答が可能な処理能力を持っているという。
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