ZohoがGoogle、Yahoo!アカウントで利用可能に新規アカウントを取得せずにお試しを

» 2008年05月14日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 多数のSaaSアプリケーションを提供しているZohoは5月13日、従来のZohoアカウントに加えて、Googleアカウントや米Yahoo!のアカウントでもログインしてサービスを使えるようにしたと発表した。非Zohoユーザーが新たにZohoアカウントを取得しなくても、Zohoを使った文書共有に参加できるようになる。

 GoogleやYahoo!のアカウントを使ったログインは、両社が提供する認証APIを使って実現している。Zohoのログイン画面にGoogle、Yahoo!アカウントでログインするためのリンクが設定されていて、クリックするとZohoアカウントとの紐付けを行う。一度、紐付けを行えば、Google、Yahoo!のアカウントで直接、Zohoにログインできる。

 Google、Yahoo!アカウントに対応したことで、両アカウントをもっていれば、新たにZohoアカウントを取得することなく、Zohoを利用したコラボレーションに参加できる。Zohoユーザーから見ても、非Zohoユーザーをコラボレーションに誘いやすくなる。

英語版Zohoのトップページ。多数のアプリケーションが利用できる

 Google ドキュメントを大幅に上回る多数のアプリケーションを提供しながら、Zohoのアプリケーションの注目度はいまひとつ。今回のGoogle、Yahoo!アカウントの対応は、これまで以上に幅広いユーザーに使ってもらい、よさを知ってもらいたいという思いがあるようだ。Zohoは公式ブログで、ネット上のアンケート結果から、

  • 多くのユーザーはオンラインアプリケーションのためにこれ以上アカウントを取得したいとは思っていない
  • Zohoと競合製品(Google ドキュメント)を試したユーザーの75%はZohoを気に入っている

ということが分かったと説明している。つまり、「使ってもらえればGoogle ドキュメントよりも、よいと思ってもらえる」と考えたことが背景にあるようだ。

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