年内に10システム程度での実稼働を目標に
トーヨーカネツ、米リーバシステムズとRFIDシステムインフラの実装サービスで提携
2008/05/22
トーヨーカネツソリューションズは5月21日、RFIDシステムのネットワークインフラ化製品を提供する米リーバシステムズと「リーバシステムズ ゴールデンパートナー契約」を締結したと発表した。トーヨーカネツソリューションズは今後、日本国内においてリーバシステムズのRFIDネットワークインフラアプライアンス「Tag Acqisition Processor(TAP)」の実装サービスを展開する。
トーヨーカネツソリューションズ 代表取締役社長 柳川徹氏(右)とリーバシステムズジャパン 代表取締役社長 司馬聡氏(左)TAPは、RFIDリーダ/ライタをイーサネット経由でリアルタイムに制御するアプライアンス製品で、配下のRFIDリーダ/ライタを連携かつ同期されたネットワークとして管理する。TAPには、さまざまなRFIDタグ認識アルゴリズムが搭載されており、RFIDリーダ/ライタを動作環境に最適化することで、RFIDタグの読み取り精度を向上させ、正確なRFIDタグのロケーションを認識できるようにする。
RFIDタグを読み取るRFIDリーダ/ライタとデータベースなどの基幹システムをつなぐ部分は、一般的にRFIDミドルウェアと呼ばれる。RFIDミドルウェアの主な役割は、RFIDタグから吸い上げたデータをフィルタリングし、上位システム側に意味のあるデータとして送信する「データ管理」だ。
TAPはデータ管理に加えて、動的なRFIDリーダ/ライタ管理、アプリケーションの利用形態に応じて施設全体を仮想的なロケーションに分割する「ロケーションバーチャリゼーション」機能、インターネット経由で複数拠点にまたがる最大600のRFIDサイトを一元管理できるネットワーク運用管理機能などを備えているのが差別化ポイントとなる。
TAPは、欧州を中心に展開するスーパーマーケット大手METROにて200店舗に導入された実績がある。2008年2月に設立された日本法人リーバシステムズジャパンの代表取締役社長、司馬聡氏は、「METROの事例では、99%以上の読み取り率を誇り、稼働にあたって何の問題もないレベル。年内にさらに200個所程度に納入を予定している」という。
トーヨーカネツソリューションズでは、同社が得意とする中間物流分野を中心に、年内に10システム程度の納入を目標としている。将来的には空港やサービス業全般に向けても販路を拡大する考えだ。また、同社は米リーバシステムズからの技術供与を受けており、導入後のサポートも行うという。
トーヨーカネツソリューションズは千葉県木更津市にRFIDシステムの検証環境として「HP RFID Noisyラボ・ジャパン」を構築している。TAPの検証環境も整えられており、実際の運用状況を確認することも可能だ。
トーヨーカネツソリューションズの上席執行役員LS本部副本部長の岩瀬緑朗氏は、「同ラボにてTAPの検証を2カ月程度行い、実稼働に向けて十分な感触を得た」とコメントした。
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