「AIA」のパートナー戦略を拡大

「SOAをどのようにやるかが重要」とオラクル

2008/05/29

 米オラクルでSOA構築のフレームワーク「Oracle Application Integration Architecture」(AIA)を担当しているバイスプレジデントのホセ・ラザレス(Jose Lazares)氏は5月29日、パートナーとの協業を拡大してAIAのカバー領域を広げていく考えを示した。ラザレス氏は「AIAのゴールはオラクルが計画する次世代アプリケーション『Fusion Applications』に向けて橋渡しになること」と話し、オラクルの既存のアプリケーションを使うユーザー企業に対してAIAの利用を呼びかけた。

oracle01.jpg 米オラクルのアダプティブ・ビジネス・ソリューショングループ 開発および戦略担当バイスプレジデントのホセ・ラザレス氏

 AIAは業種別のリファレンスモデルとビジネスプロセスを統合するための「プロセス統合パック」(PIP)、オープンスタンダードベースの情報基盤「ファウンデーション・パック」で構成する。オラクルの業務アプリケーションを事前検証してビジネスプロセスに合わせて組み合わせたPIPは、すでにSiebel CRMとOracle E-Business Suiteを組み合わせた製品など米国で15種をリリースしている。SOAに対応した複数のオラクルアプリケーションを使い、「見積もり」「受注から売掛回収」などのビジネスプロセスを容易に構築できる。

 ラザレス氏はAIAを使うことで、検証された「プリビルドのSOAが可能になる」と指摘し、企業がスクラッチでSOAを構築するのがコストと期間を考えると難しいとされる中、「どのようにやるかは、何をやるかと同じように重要である」と話した。

 米オラクルはインフォシス、ウィプロなどのシステムインテグレータと協力して、PIPを開発する。企業への導入も協力して行う方針で、将来的にはPIPを使ったSAPとの接続も視野に入れている。また、IBMやアクセンチュアなどのパートナーに対してPIPを提供し、オラクルの検証の下で、特定業種の企業に提供する活動も行う計画。エンドユーザーの個別のニーズに対応するため、ISVとの協力も拡大するという。

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(@IT 垣内郁栄)

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