クロスビームが日本市場に再参入
高速プラットフォームで仮想的にセキュリティ機能を提供
2008/05/30
米クロスビームシステムズは5月30日、マネージドセキュリティサービスを提供するキャリア(通信事業者)やサービスプロバイダーを対象に、ハイエンドのセキュリティアプライアンス「X-SERIES」と「C-SERIES」を日本国内でも販売することを発表した。
X-SERIESとC-SERIESは、シャーシ型のセキュリティプラットフォームだ。「コントロールモジュール」とスイッチング/負荷分散機能を提供する「ネットワークプロセッサモジュール」に加え、ファイアウォールやIPSなど、サードパーティが提供するセキュリティソフトウェアを仮想化して提供する「アプリケーションプロセッサ」を組み合わせ、利用する。
クロスビームシステムズ 日本地域代表の水本光昭氏これまで多くの企業では、自社とインターネットとを結ぶ境界部分やエッジ側にアプライアンスなどを導入し、セキュリティ対策を実施することが多かった。これに対しクロスビームの製品では、バックボーン側/コア側に導入されたアプライアンス上で、仮想的にセキュリティ機能を提供する。
この結果、ファイアウォールやIPS、コンテンツセキュリティなど、セキュリティ対策ごとに機器を導入する必要がなくなり、コストの削減が図れる。また必要に応じて容易にセキュリティ機能を追加できる上、ポリシーに応じてその順番や優先順位を変更することも可能だ。
もう1つの特徴は、高いパフォーマンスだ。ハイエンドのX-SERIESでは、モジュール(ブレード)の追加により最大100個以上のCPUコアを搭載でき、10Gbpsイーサネットを8ポート、ギガビットイーサネットを40ポートまでサポートできるという。また信頼性が求められるキャリアなどでの導入をにらみ、各モジュールおよび電源、ファンといった部品はすべて、ホットスワップ対応となっている。
日本市場への再参入に当たってクロスビームは、複数のセキュリティベンダと提携した。ファイアウォール/VPNを提供するチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ、IPS機能はIBM(旧ISS)、Webセキュリティの分野でトレンドマイクロやウェブセンスといった具合だ。「ベストオブブリードのアプリケーションを利用できること、各分野のデファクトスタンダードをそのまま使えることがクロスビームの利点」と、日本地域代表の水本光昭氏は述べている。なお、価格は明らかにされていない。
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