ケータイで相互確認→PCで情報共有、NECが新技術専用ハード、パスワード不要

» 2008年06月13日 00時00分 公開
[西村賢,@IT]

 NECは6月13日、携帯電話とPC、ゲーム機、キオスク端末などの情報端末をペアにしてユーザー認証できる「アドホック端末ペアリング技術」を開発したと発表した。特別なハードウェアやパスワードを使うことなく、携帯電話と情報端末を容易に連携させることができるという。携帯電話と情報端末がインターネットに接続されていれば利用できる。

 具体的には、携帯電話と情報端末の双方で「ペアリング実行」ボタンを同時に押し、その時刻をサーバ側で確認することでペアリングを行う。時刻のズレが一定時間内であれば同時とみなす。また、複数ユーザーがペアリング要求を送信した場合には、情報端末に複数の画像を表示し、その中から携帯電話に表示されている画像をユーザーに選択させることで、ペアリングの失敗を防ぐ。

 音声通話によるセッション制御もできる。携帯電話による通話で通話相手を確認した上で、それぞれのユーザーが携帯電話と情報端末のペアを成立させることで、PCなどの情報端末同士で資料やWebサイトの画面などの情報を共有できる。なりすましされることなく、安全にサービスが利用できるという。

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