マイクロソフト、オフィス・サーバ製品の技術文書を公開無償配布の場合には特許ライセンスも不要

» 2008年07月01日 00時00分 公開
[西村賢,@IT]

 米マイクロソフトは6月30日、同社のオフィス製品、サーバ製品のプロトコルやファイルフォーマットを解説した技術資料の正式版(バージョン1.0)をリリースした。この技術資料に含まれるのはOffice 2007、Office SharePoint Server 2007、Exchange Server 2007で、4月に暫定版として公開していたもの。また、WordやExcel、PowerPointのファイルフォーマットに関する技術資料も新たに5000ページ分追加。こうした技術文書の公開の結果、開発者は例えばExchangeサーバ上のメールやカレンダー、コンタクトリストといったデータに直接アクセスするアプリケーションを作りやすくなるという。

 技術文書公開に合わせて、OS製品や.NETフレームワークまで含め、どの製品に含まれるどのプロトコルがマイクロソフトの保持する特許、もしくは申請中の特許を含むかのリストも公開した。商用でも非商用のオープンソース開発者でも、公開されたプロトコルに基づいて開発したものを無償配布する限りでは、特許利用のためのライセンスも不要だとしている。

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