米MS、データウェアハウスベンダのDATAllegroを買収BI強化の一環として

» 2008年07月25日 00時00分 公開
[大津心,@IT]

 米マイクロソフトは7月24日(現地時間)、データウェアハウスアプライアンスを提供している米DATAllegroを買収したと発表した。マイクロソフトがここ数年注力しているBI事業強化の一環として買収したという。買収金額は未公表。

 米DATAllegroは、データウェアハウスアプライアンスとBIソフトウェアを組み合わせた製品を提供しているベンダ。米国カリフォルニア州に本社を構えており、社員はほぼ全員がマイクロソフトに移籍するという。同社の製品は、ハイエンド向けで大量のクエリを高速に処理できる点が特徴だ。通常のデータウェアアプライアンス製品の数倍にあたる、1台で最大数百Tバイトのデータを扱うことができる。

 米ガートナーが発表した「Magic Quadrant for Data Warehouse Database Management Systems, 2007」では、DATAllegroをビジョナリーに選んだ。

 マイクロソフトは数年前よりBI分野へ注力しており、今回のDATAllegro買収もその一環。DATAllegroを買収することで、DATAllegroの技術をSQL Serverに取り入れ、性能を強化する狙いだ。

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