三菱UFJ証券、Oracle EBSで7000人対象の人事システム刷新合併企業の人事情報を一元化

» 2008年09月10日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 日本オラクルは9月10日、三菱UFJ証券がオラクルの人事管理アプリケーション「Oracle E-Business Suite Human Resources Management System」(EBS HRMS)を使って人事管理システムを刷新したと発表した。

 新人事管理システムは4月に稼働開始した。三菱UFJ証券は2005年10月の旧三菱証券と旧UFJつばさ証券との合併など、数度の合併を経て誕生。そのため人事関連情報や社員履歴情報が整理されておらず、人事管理システムも手組みシステムや国産の人事パッケージなどが複数混在する状況だったという。

 EBS HRMSを使った新人事管理システムは全社員に当たる約7000人の情報を管理。旧社時代の社員情報を引き継ぎながら、家族情報や異動希望の情報、面談による人物像、キャリアに関する志望・課題などのデータを一元管理しているという。

 三菱UFJ証券が従来から活用している三菱総研DCSの給与計算アウトソーシングサービス「PROSRV」とデータの受け渡しが容易なことも、EBS HRMSの採用を後押しした。また、三菱UFJ証券はOracle EBSの会計モジュールを使っているという。新人事管理システムの開発は三菱総研DCSが担当した。

 三菱UFJ証券は新人事管理システムを順次拡張し、部門長などへの必要情報の提供や各種申請書のセルフ入力機能などを今後実装する予定という。

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