買収したエンピレックス製品を展開
オラクルがWebアプリテスト市場に参入
2008/10/14
日本オラクルは10月14日、Webアプリケーションの品質管理製品「Oracle Application Testing Suite」を提供開始したと発表した。同製品はもともと米本社が米エンピレックスから買収した「e-TEST suite」。名称を変更し、オラクルの運用管理製品「Oracle Enterprise Manager」に組み込んで提供する。
米オラクルのアプリケーション/システム管理担当バイスプレジデントのレン・レン・タン(Leng Leng Tan)氏によると、企業が開発するアプリケーションの70%はテストされずに本番環境に投入されているという。一方でビジネスを俊敏に変化させる需要は高まっていて「エラーを起こさずにアプリケーションやインフラを管理することが求められる」と指摘する。
米オラクルのアプリケーション/システム管理担当バイスプレジデントのレン・レン・タン氏Application Testing Suiteは3つの製品で構成する。WebアプリケーションやWebサービスのパフォーマンスとスケーラビリティをテストする「Load Testing for Web Applications」(旧e-Load)と、テストスクリプトを作成し、シナリオに沿ってWebアプリケーションの機能を試験できる「Functional Testing for Web Applications」(旧e-Tester)、テストプロセスを構築し、全体を管理する「Test Manager for Web Applications」(旧e-Manager Enterprise)の3製品だ。オラクルのWebアプリケーションサーバで稼働するアプリケーションだけでなく、他社のアプリケーションサーバや「Oracle Siebel CRM」などもテストできる。
オラクルはまた、アプリケーション・テスト用のデータを自動生成する「Oracle Data Masking Pack」の提供も開始した。本番データベースと同じデータフォーマットを使いながら、内容を変更し、機密情報を隠蔽化するという。
価格はLoad Testingが最小構成で約308万円から。Functional Testingが1指定ユーザー当たり、約91万円。Test Managerが約23万円。Data Masking Packは1プロセッサ当たり、約131万円などとなっている。
日本オラクルの常務執行役員 システム事業統括本部長 三澤智光氏は「(旧エンピレックス製品の)既存カスタマに対して継続的なサポートを約束したい」と説明した。
また、Webアプリケーションを対象にしたApplication Testing Suiteに、Javaアプリケーションの診断を行う「Application Diagnostics for Java」や「Diagnostics/Tuning Pack」、Oracle Database 11gのオプション機能である「Oracle Real Application Testing」を組み合わせることで「Webアプリケーションだけでなく、JavaやSQLのテストも可能になる」と話した。2009年にはユーザーの実際のトランザクションを監視する「Real-user Experience Insight」をリリースするという。
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