6ジャンル、5万3000点で翌日配送開始
オムツも翌日届けます、楽天が新サービス「あす楽」
2008/10/23
楽天は10月23日、ショッピングモールサイト「楽天市場」で翌日配達の対象商品を、これまでの1万5400点から約3倍の5万3000点へ大幅に拡充し、新サービス「あす楽」として開始した。正午までに注文すれば翌日配送される。こうしたサービスでは対応エリアが限られることが多いが、同社では全国を10エリアに分けて「ほぼすべての対象商品を翌日配送する」としている。送料無料の商品も含め、送料に変更はない。B2CやC2Cの配送は個別配送のためコストが高くなりがちだが、取扱量が増えると遠距離の配送で複数パッケージを束ねるなど安価にできるという。
新サービス「あす楽」で取り扱う商品例を前に挨拶する楽天 代表取締役会長兼社長 三木谷浩史氏サービス開始当日に都内で行われた会見で代表取締役会長兼社長 三木谷浩史氏は、新サービス開始の主な理由を2つ挙げた。1つは2008年6月に開始した生鮮食料品を翌日配送する「グルメスピード便」が好調なこと。もう1つは配送サービスの不満点改善により、オンラインショッピング市場の拡大をねらえるからというもの。「国内のネットショッピング市場は消費市場全体の約2%前後に過ぎない。お隣の韓国では、すでに7〜8%と聞いている。足回りの配送サービスの違いが1つの理由と考えている」(三木谷氏)。配送サービスに関するユーザーの不満点の上位には「送料、ナビゲーション、配送期間」の3つがある。三木谷氏は自身の経験談として、「先日ヨメさんが楽天以外で買い物しているのを見て、なぜ楽天で買わないのかと聞いた。すると、『楽天だといつ届くか分からないんだもん』という答えが返ってきた。これはすぐに即日配送サービスを始めないと、と思った」という。
これまでに同社は2008年6月から「グルメスピード便」を、同7月から家電やPCを翌日配送する「家電・即日配送便」を展開してきた。今回この2ジャンルに加えて「キッチン・日用品・ベビー用品」「ヘルス・ビューティー」「ペット用品」「フラワー・フラワーギフト」の4ジャンルを追加した。商品を扱う店舗数は約600店。
2009年上期に全ジャンルを対象としていき、2010年から2012年には取扱高で全体の5〜10%の比率、1000億円程度の流通額を狙う。「日本の国土を考えると、スーパーマーケットの市場を取っていけるのではないかと考えている。夜が遅くて買い物に行けない人やお店が遠いという人の生活を新サービスで応援できるのでは」(三木谷氏)
現在、楽天市場の利用者数は約4000万人。楽天市場を含む関連サービスの流通総額は年間1兆円を超えたという。

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