NECがJBoss製品取り扱いへレッドハットと販売契約を締結

» 2008年12月11日 00時00分 公開
[西村賢,@IT]

 NECは12月11日、レッドハットとオープンソースの統合ミドルウェア「JBoss Enterprise Middleware」の販売契約を締結し、製品サブスクリプションおよびトレーニングコースの販売を開始したと発表した。

 同社は主力の商用サービス基盤ミドルウェアとして、WebOTX、WebLogicを提供しているが、OSSを望む顧客ニーズに応えるためJBoss製品の取り扱いを決めたという。

 販売するのはJBoss Enterprise Middlewareの基盤ソフトウェア3製品と開発フレームワークの3製品からなる製品サブスクリプション。サブスクリプション価格はテクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムの提供を含む年額で、ソフトウェアのライセンス料は無償。サブスクリプション価格はレッドハットが提供するものと同等だが、サーバやレッドハット以外の製品と組み合わせて検証済みのものを提供できる点がNECの強みだという。サブスクリプション価格はアプリケーションサーバの「JBoss Enterprise Application Platform」で税別70万2000円/年など。

 基盤ソフトウェア製品は、J2EE仕様のアプケーションサーバをコアに、SOA基盤とポータル基盤を提供する。開発フレームワーク製品は、O/Rマッパによるデータベース連携と、ビジネスプロセスを実行するBPMエンジン、ビジネスルールを管理する実行エンジンを提供する。また、開発フレームワーク製品は、JBoss以外のアプリケーションサーバでも利用できる。

 トレーニングコースは、JBoss Enterprise Middlewareを使って開発・運用のトレーニングを行うもので、NECラーニングが提供する。

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