ソフトブレーン、業務効率化ソフトをOracle DB対応にモデリング機能などのオプションも発売

» 2009年01月28日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 ソフトブレーンは2008年4月に販売開始した業務効率化支援のソフトウェア「ビジネスクロス」のオプション機能群「ビジネスクロスツールファクトリー」の第2弾製品を発売したと2009年1月28日に発表した。同時に従来の「Microsoft SQL Server」に加えて「Oracle Database」にも対応すると発表。大規模ユーザーの取り込みを狙う考えを示した。

ソフトブレーン 代表取締役社長 秋山真咲氏

 ビジネスクロスは「ホワイトカラーのすべての領域で業務を効率化する」(ソフトブレーン 代表取締役社長 秋山真咲氏)ソフトウェア製品で、複数スタッフのスケジュール管理、業務報告、データリスト管理、検索、レポーティングなどの機能がある。営業部門だけでなく、購買部門や採用部門、コールセンターなどで業務プロセスの可視化、効率化ができるとしている。

 ソフトブレーンは、ビジネスクロス本体はシンプルな機能にとどめ、オプションで機能を強化する方針と取っている。そのオプション製品群がビジネスクロスツールファクトリー。第1弾では名刺取り込み機能を追加し、今回の第2弾では案件リストなどからパイプラインを分析し、次の施策を立案できる機能や部門をまたがる業務プロセスを設計するモデリング機能などを付けた。業務プロセスで行われるアクションごとに電子メールで通知したり、Todoリストに登録させるなどの自動処理が可能。秋山氏は「部門をまたがる業務プロセスを横断して可視化できる」と説明した。

 ビジネスクロスツールファクトリーではほかに無償の機能としてActive Directory連携やシングルサインオン連携、自動メール通知機能が利用できる。

 ビジネスクロスのOracle Database対応は大規模顧客向け。現在は400人程度の企業の利用が多いビジネスクロスだが、さらに大規模な企業からの引き合いがあり、「スケーラビリティやセキュリティを考えるとOracle Database対応が必要と考えた」(秋山氏)。また、Oracle Databaseが情報基盤強化税制の対象製品で、投資コスト削減をアピールできることも対応した理由だ。

 ビジネスクロスツールファクトリーの各機能は月額課金制を採っている。活動分析レポートの場合は1ライセンス当たり月額400円、パイプライン分析が月額800円、業務フローエンジンが月額800円などとなっている。ソフトブレーンはビジネスクロス全体で、3年間で5億円の売り上げを目指す。

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