ARM EABIアーキテクチャもサポート
ネットブック対応の「Debian GNU/Linux 5.0」リリース
2009/02/16
Debian Projectは2月14日、「Debian GNU/Linux 5.0」をリリースした。「Lenny」のコードネームで開発されてきたもので、前バージョンから22カ月ぶりのメジャーバージョンアップとなる。
Debianは、サポートするアーキテクチャやパッケージの幅広さを特徴とするLinuxディストリビューションだ。UbuntuやKNOPPIXといったディストリビューションのベースともなっている。
5.0の特徴の1つはハードウェアサポートの拡大で、Intel IA-32(i386)やIA-64(ia64)、Sun SPARC(sparc)、PowerPC(powerpc)など12種類のアーキテクチャをサポートする。従来のARM移植版に加え、ARMプロセッサの使用効率が高いARM EABI移植版(armel)が新たに含まれている。ASUS Eee PCも含めた複数のネットブックにも対応した。
またストレージに関しては、Marvell Orionチップがサポートされ、これを搭載したNASサーバの「QNAP Turbo Station」シリーズや「HP Media Vault mv2120」「Buffalo Kurobox Pro(玄箱PRO)」などに対応した。
インストール面でも、i386版などでMicrosoft Windowsからのインストールが可能になったほか、デバイスに必要となるファームウェアをリムーバブルメディアからロードできるようになるなど、いくつかの改良が施されている。
Debian GNU/Linux 5.0はカーネル2.6.26をベースとしており、KDE 3.5.10、GNOME 2.22.2、X.Org 7.3、OpenOffice.org 2.4.1、GIMP 2.4.7、Iceweasel 3.0.6、Icedove 2.0.0.19などを搭載。ほかに、PostgreSQLやMySQL、Apache、Samba、さらにXenやOpenJDKなど、2万3000種類を超えるソフトウェアが収録されている。同プロジェクトのWebサイトのほか、BitTorrent、ダウンロードツールの「jigdo」などを介して入手可能だ。
なお、Debian GNU/Linux 5.0のリリースにより、従来の安定版、Debian GNU/Linux 4.0 (Etch)のサポート期間は残り1年ほどとなる。これを踏まえて同プロジェクトでは、Etch利用者に向け、移行計画を立て、速やかな移行を進めている。
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