PCI DSS推進のための組織設立を目指す

JCDSC、クレジットカード番号を守るために“集結”

2009/03/05

 NTTデータ・セキュリティは3月5日、クレジットカード情報の保護を推進するための「日本カード情報セキュリティ協議会(Japan Card Data Security Consortium:略称JCDSC)」の設立を目指し、準備事務局を開設したことを発表した。準備事務局はNTTデータ・セキュリティが代表となり、BSIマネジメントシステムジャパン、三和コムテック、日本オフィス・システムの4社が共同で設立する。

 PCI DSSは国際カードブランドが共同で制定した、ペイメントカードのためのセキュリティ基準。個人情報流出事故の増加に伴い、クレジットカード番号情報などへの不正アクセスを防ぐために、加盟店に対しPCI DSS準拠を求める動きが日本でも注目されつつある。本事務局は日本国内におけるクレジットカード情報保護のために、SI企業やベンダ、セキュリティ関連企業の情報交換の場として設立される。

 準備事務局は4月の協議会設立を目指す。現在までの参加企業は以下の通り。

  • eCURE
  • NRIセキュアテクノロジーズ
  • 兼松エレクトロニクス
  • 国際マネジメントシステム認証機構
  • シマンテック
  • 住商情報システム
  • ソフトバンク・テクノロジー
  • テュフ・ラインランド・ジャパン
  • 日本アイビーエム
  • ブロードバンドセキュリティ
  • ラック
日本カード情報セキュリティ協議会の組織図(予定) 日本カード情報セキュリティ協議会の組織図(予定)

(@IT 宮田健)

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