エンタープライズアプリケーションとしての可能性
Twitterの検索機能はグーグルを脅かすか
2009/03/09
米Twitterは2月に発表した通り、利益追求の潜在的狙いを込めて、メインページに検索機能を追加した。Twitterが検索市場のどこかでグーグルに対抗するつもりがあるにしてもないにしても、エンタープライズアプリケーションとしてTwitterがどの程度役に立つのかという疑問は依然として残る。
Twitterはサイトに検索機能を組み込むことにより、Facebookやグーグルと直接的な対決姿勢を強めることになる。Twitterは、ユーザーが「tweet」と呼ばれるインスタントメッセージを投稿してほかのユーザーに読んでもらえるオンラインサービス。
Twitterはsearch.twitter.comでしばらく前から検索機能を提供していたが、3月6日から検索窓を表示するユーザーページを増やし始めた。さらに「Trend」メニューも組み込み、現時点で最もネットトラフィックの多いテーマ(例えば映画Watchmenなど)をユーザーがチェックできるようにした。
これにより、検索とソーシャルネットワーキング(SNS)機能の強化を図ってきたFacebookおよびグーグルとの間で競争が激化するのは必至だ。
Twitterはメッセージング・コラボレーション現象としての台頭は速かったが、それに伴いいくつか問題も発生、特にフィッシング詐欺に弱いという懸念が浮上した。2008年1月にはTwitterを使ってiPhoneをエサに口座情報を盗もうとするフィッシング詐欺のニュースが広まった。
Twitter共同創業者のビズ・ストーン氏も、Twitter関連でテキストメッセージにまつわるプライバシー問題がどこかで浮上するかもしれないと警鐘を鳴らしている。
こうした潜在的問題はあっても、検索機能を目立たせるというTwitterの動きは、いずれ売り上げを上げようという同社の計画を示すものかもしれない。
Pund-IT Researchのアナリスト、チャールズ・キンブ氏は取材に応え、「検索機能はネット広告販売のチャンスをもたらしてくれる。まず注目を集め、サイトが注目されたら、その関係を活用して収益を増やすという考え方は何年も前からあった」と指摘した。
多くの企業がTwitterを、時に顧客と結び付く手段として使い始めているが、企業にとっての同サービスの価値はまだ未知数だ。
「組織内の特定の人々にとって役立つだろうとは考えられるが、そのために1日のうちの、かなりの時間を取られかねない。これはまだ確立されたメリットにはなっていない」とキング氏は話している。
(eWEEK Nicholas Kolakowski)
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