7月まで無償提供

有害サイトをブロック、トレンドマイクロがPSP向けサービス

2009/04/21

 トレンドマイクロは4月21日、ソニー・コンピュータエンタテインメントの携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(以下、PSP)」向けの、Webセキュリティサービスを提供すると発表した。2009年7月末までは体験版として無料で使用できる。

 今回発表したのは「トレンドマイクロ キッズセーフティ for PSP」(以下キッズセーフティ)と「トレンドマイクロ ウェブセキュリティ for PSP」(以下ウェブセキュリティ)の2つ。いずれもPSPの最新システムソフトウェアバージョン 5.50の一部として提供されるため、ソフトウェアバージョンアップ後、すぐに内蔵ブラウザのブックマークから利用申込ができる。

psp01.jpg 有害サイトのブロック画面

 キッズセーフティは、特定のカテゴリに分類されたサイトをブロックし、子供が閲覧できないようにする。ブロック対象カテゴリは、アダルト、違法行為、暴力など。ブロック対象のカテゴリをユーザー側で任意に選択することはできない。ブロック対象となるサイトの判定基準は、同社の「InterScan Web Security」シリーズで使われているデータベースを参照しているという。

 ウェブセキュリティは、フィッシング詐欺や不正なファイルのダウンロードによる被害を防ぐ。PSPの内蔵Webブラウザからサイトにアクセスする際、トレンドマイクロ独自のデータベースを参照して、そのサイトの安全性の評価を行い、ブロック判定をする。このデータベースは同社のネットワークシステム「Trend Micro Smart Protection Network」に対応しており、Webサイト、メール、ファイルデータ、それぞれの評価を相互に参照し合うことでより素早く脅威に対応することが可能だという。

 両サービスとも4月21日に提供開始。2009年7月末日までは体験版として無料で利用できる。それ以降の有償サービスへの移行時期、および移行方法は決定次第、発表するとしている。

(@IT 伊藤海彦)

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