SAP、SaaS対抗の営業支援ソリューション導入サービス3カ月で導入可能に

» 2009年04月21日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 SAPジャパンは4月20日、同社の営業支援ソリューションを低価格で導入構築するサービスを発表した。価格は約3000万円からで、ソフトウェアのライセンス料金は別。SAPジャパンは「TCO(総保有コスト)では、SaaS形式で提供する営業支援ソリューションよりも安価になるように価格を設定」したとしている。

 営業支援ソリューションは「SAP Customer Relationship Management」(SAP CRM)と、Business Objectsのビジネスインテリジェンス(BI)を組み合わせた。顧客、担当者管理機能、組織、テリトリ管理機能、商談管理、営業情報分析などの機能がある。

SAP Japanが提供する営業支援ソリューション

 このソリューションを使えば、営業担当者は顧客情報、過去の取引履歴、見積もり、契約内容などの情報を確認しながら営業活動ができるようになる。また、管理者や経営者は、各担当者の営業状況を把握することで、売上やパイプラインを予測し、施策の立案、各担当者への指示、実行を迅速に行えるようになるという。

 導入サービスは、あらかじめ設定した要件を利用し、事前設定済みの項目を使用する。このため従来のソリューションでは8〜10カ月かかっていた導入期間を最短で3カ月に短縮できるという。SAPでは年内に50社への導入を目指す。

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