Silverlight 2のコンポーネントも

日本向け入力支援コンポーネントを強化、グレープシティ

2009/04/24

 グレープシティは4月22日、ASP.NET用のコンポーネント「InputMan(インプットマン) for ASP.NET 3.0J」を6月1日に発売すると発表した。

 InputMan for ASP.NET 3.0Jは、ASP.NETシステムに入力支援ためのリッチなインターフェイスを実装するサーバ用コンポーネント。テキストや数値、日付、マスクなどの11種類の入力用コントロールに加え、Visual Studioの標準コントロールの機能を拡張する3種類の「エクステンダ」、5種類のデータ検証コントロールを収録する。

 特に、日本向けシステムのための機能を多く備え、ふりがなの自動取得や和暦による日付表示、漢数字の表示、会計年度の対応、郵便番号検索など、入力の手間を減らす機能を主に、ASP.NET AJAXで実装している。

 新たに追加した「リッチカレンダーコントロール」はSilverlight 2で実装していて、次期バージョンではSilverlightで実装したコントロールがさらに増える可能性もあるという。また、F1〜12のファンクションキーをWebブラウザに反応させずに、ASP.NETのシステム側に反応させるコントロールも追加した。システムのGUI上にも疑似的にファンクションキーを表示でき、レガシーシステムからマイグレーションする際の操作性問題を克服することを目指している。

 3つのエクステンダはそれぞれ、「バルーンチップ」「ショートカットキー」「検証アクション」を付加するもの。バルーンチップは、以前のバージョン2.0JがVisual Studio 2008/.NET Framework 3.5に対応したときに実現した機能だ。そのコントロールを拡張するという概念が好評だったことと、バージョン3.0Jでは、すべてのコントロールがVisual Studio 2008/.NET Framework 3.5に対応したことにより、エクステンダを2つ増やすことになったという。

 またバージョン3.0Jでは、JavaScriptのダウンロード方法の変更などにより、バージョン2.0Jに比べて平均で54%、最大で78%のパフォーマンス改善を実現したという。

 実行環境については、サーバはWindows Server 2003/2008、さらに64bit版にも対応して、クライアントはWindows XP/VistaのInternet Explorer 6/7、Firefox 3.0に対応している。Internet Explorer 8で動かすためには、無償のサービスパックが提供される。

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(@IT 平田修)

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