シン・プロビジョニングも利用可能に

日立、ミッドレンジ・ストレージを機能強化

2009/06/29

 日立製作所は6月29日、同社のミッドレンジ・ストレージ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」(AMS2000シリーズ)で、シン・プロビジョニングをはじめとする新たなオプション機能や新モデルを、6月30日に全世界で提供開始すると発表した。

hitachi01.jpg AMS2500シリーズ

 日立はシン・プロビジョニング機能を、「Hitachi Dynamic Provisioning」という名称で、2007年5月にハイエンド・ストレージ「Hitachi Universal Storage Platform V」向けに提供開始した。同社は今回、これをミッドレンジ・ストレージのAMS2000シリーズでもオプション提供開始する。

 また、日立は「高密度拡張筐(きょう)体」を提供開始する。これは1TBのSATAディスクドライブ専用の増設ディスク筐体で、4Uに最大48台と、従来の2倍以上の実装密度が実現できるという。

 最上位モデルの「AMS2500」と中位モデルの「AMS2300」では、新たにオプションとして8Gbpsのファイバチャネル・インタフェースを提供開始する。さらにAMS2000シリーズ専用のテープレプリケーション機能をオプションに追加。これにより、サーバを経由せずにストレージのデータを複製できるようにする。

 日立はこのほか、AMS2500にNEBS規格準拠の直流電源対応モデルを追加すると発表した。

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(@IT 三木泉)

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