ユーザーや環境に最適化したサービスを提供
BIGLOBE、1万台超のサーバを基盤に「パーソナルクラウド」展開
2009/07/08
NECビッグローブ(BIGLOBE)は7月8日、コンシューマ向けに、クラウドコンピューティングプラットフォームをベースとした複数のサービスを、「パーソナルクラウド」として展開していく方針を明らかにした。インターネット接続サービスを提供しつつ、その上でさまざまな付加価値サービスを展開することで、収益を確保する狙い。
BIGLOBEではパーソナルクラウドのコンセプトとして、いつでもどこでも利用できる「ユビキタス」、ユーザーごとにサービスを最適化する「パーソナライズ」、PCだけでなく携帯電話など機器を問わずに利用できる「クロスアプライアンス」という3つの柱を掲げている。例えば、ユビキタスを具現化するものとしては、ブロードバンドとWi-Fi、WiMAXという3つの接続形式をシームレスに切り替えて利用できるようにする「BIGLOBEマルチコネクト」を提供。パーソナライズについては、BIGLOBE IDとWindows Live ID、OpenIDとの連携と、それに基づくサイト/コンテンツのパーソナライズやリコメンドなどを提供する計画だ。
また、ユーザーのブックマークや閲覧履歴、ID/パスワード情報を、ローカルPCではなくBIGLOBEのクラウド基盤上に保存する「BIGLOBEゲート(仮)」と呼ばれるサービスも、2010年3月をめどに計画している。Mozillaプロジェクトが推進する「Weave」と同様の狙いを持ったサービスだが、PC(Firefox)間での同期だけでなくスマートフォンもサポートするなど、端末を問わずに利用できることが特徴だ。携帯電話上で見つけた気になる情報、後で読みたい情報を自宅PCに自動的に引き継ぐといったこともできる。
なお同社は一連のサービス基盤として、1万台以上のサーバを格納したデータセンターを運用。サーバ群はXenやVMwareを利用して仮想化されているほか、自動化や分散同期技術を重点的に活用している。例えばストレージの分散はもちろん、データベースについては三重化して冗長性を確保するなど、信頼性を高める工夫を凝らしているという。もう1つの特徴として、データセンター内のネットワーク(LAN)についても、最適な構成を動的に実現する自動プロビジョニング機能の実装に取り組んでおり、一連の技術によって、運用コストの大幅な削減に成功しているという。
BIGLOBEでは、このプラットフォーム上で、SOAに基づいた課金や会員認証といった基本サービスを展開。その上でさまざまなWebサービスを開発、展開していく計画だ。
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