仮想デスクトップサービスから順次提供

NTTコムウェアのクラウドサービスは基幹システムも視野に

2009/07/09

 NTTコムウェアは7月7日、企業向けのクラウドサービスを提供していく計画を発表した。「SmartCloud」という名称で、 2009年度中に仮想デスクトップサービスを開始。サーバ仮想化技術を活用したそのほかのサービスも順次提供開始する。2012年度に500億円の売り上げを目指す。

 SmartCloudサービスは、NTTコムウェアがすでに提供しているサーバハウジング・サービスをベースとしているが、これにサーバ仮想化技術を採用したIaaS(Infrastructure as a Service)を組み合わせ、ユーザー企業がニーズに応じて利用形態(所有/利用、専用/共用、物理/仮想)やサービスグレードを選べるようにしていく。クラウドとハウジング間の移動や需要変動への対応も可能にするという。

nttcom01.jpg SmartCloudのサービスイメージ

 サービス開始当初はセルフサービス的な仕組みよりも、システム構築・運用をNTTコムウェアが代行するというシステムインテグレーション的な方式での提供を予定。基幹システムも視野に入れ、運用の見える化、サービスレベルの最適化を実現できるようにしていくという。

 仮想デスクトップ提供サービスにおけるデスクトップアプリケーションについては、仮想デスクトップ上にインストールした形での提供を行うほか、アプリケーションストリーミングのような方式も検討している。

 サービスの具体的な内容は、今後発表するという。

(@IT 三木泉)

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