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IFRS対応強化で「非常に反応がいい」

日本オラクル、ERP最新版発表 企業の競争力強化を支援

2009/07/16

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 日本オラクルは7月15日、ERPパッケージの最新版「Oracle E-Business Suite R12.1」を発表した。約2年前に発表した前版のR12はIFRS(国際会計基準、国際財務報告基準)対応を強化し、「非常に反応がよかった」(同社 常務執行役員 保々雅世氏)。R12.1ではIFRS対応を急ぐ企業の需要を拾い上げると同時に人材管理やサプライチェーン管理など企業の競争力を強化する機能を搭載した。

 R12は世界で約250社が採用。内訳はアジアの企業が30%で、北米企業も30%、欧州が35%などとなっている。採用企業のうち、カットオーバーしたのは約100社。国内ではセイコーエプソンが利用開始している。

ebs01.jpg 日本オラクルの常務執行役員 アプリケーション事業統括本部長 保々雅世氏

 R12.1で強化した人材管理機能では社内の人材データを可視化し、社員の採用や配置、育成などを効果的に行える機能を追加した。また、サプライチェーン管理の新機能として、世界に散在する販売拠点の需要情報を一元管理する機能を搭載。リアルタイムな意思決定を支援するとしている。

 ERP全体の機能として、R12.1以前のバージョンであるR11i.10もしくはR12でも稼働するスタンドアロンのソリューションを追加したのも特徴。保守部品計画アプリケーションやサプライチェーン情報の管理アプリケーション、倉庫管理アプリケーションを用意し、最新のR12.1にバージョンアップしなくても単体で導入できる。また、R12では機能のサービス化をこれまで以上に推進し、ほかのシステムとSOAによる連携が容易にできるようにした。

 価格は会計機能の場合で、262万1850万円(税込、最小ユーザー数は5人)から。

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