【3/18〜】Amazon、VMwareが語る『クラウドの未来』 スラッシュドット    はてなブックマーク  Yahoo!ブックマークに登録  印刷

ワイヤレスジャパン2009

AndroidとWinCEを同時起動、ヴイエムウェアがデモ

2009/07/22

 ヴイエムウェアが携帯端末の仮想化市場に乗り出す。7月22日から東京ビックサイトで開催した「ワイヤレスジャパン2009」でモバイル向けの仮想化ソリューション「VMware MVP」(Mobile Virtualization Platform)を展示。モバイル向けOSのAndroidとWindows CEが同一端末上で起動できる様子をデモンストレーションしている。

vmware01.jpg TIの評価用端末でAndroidとWindows CEの両方を起動するデモンストレーション。オーバヘッドは5%程度という
vmware02.jpg TIのチップを搭載するNokia N800でも同様に複数OSを起動できる。左の画面は起動時のブート画面。これはテスト用で、実際に出荷される端末では、こうしたブートローダーは見えなという

 ヴイエムウェアは2008年11月に、モバイル端末向けのリアルタイムハイパーバイザを開発するフランスのベンチャー企業、トランゴ・バーチャル・プロセッサを買収。これをベースにしたVMware MVPを発表している。VMware MVPはマイクロカーネルベースの独自ハイパーバイザで、メイン部分は30KBとコンパクトなのが特徴。ドライバ類などを含めても1MB以下と小さい。これはLinuxのカーネルモジュールとして提供されるKVMを利用するのに比べて、ひと桁小さい(PC向けハイパーバイザは20〜40MB)。また、“GPL汚染”を懸念する携帯キャリアなどにとっては、GPLライセンスが適用されるオープン系のソフトウェアスタックと、既存のソフトウェア資産の明確な分離も強いニーズがあるポイントだという。

 VMware MVPを利用すると、PC向けの仮想化技術と同様に、隔離された仮想環境上で複数のOSを実行できる。このため、ビジネス用途とプライベート用途で2つの環境を使い分けつつ1台の端末で済ませたいというニーズや、DRMや認証、課金といったセキュリティの確保が重要なケースで既存のOSを使いつつ、オープンなOSを搭載するといったニーズに応えられるという。ユーザーインターフェイスは現在まだ開発中だが、例えばAndroid端末のデスクトップ上に置いたアイコンをクリックすることでWindows Mobileの表計算ソフトを起動するといったことが可能だという。

 技術面では、デバイスドライバの抽象化を行うことで、異なるOSやチップセットごとにドライバを移植する必要がなくなることも大きなメリットという。

 現在ヴイエムウェアはグローバル市場でキャリアと交渉中で2010年から2011年にかけて対応端末が登場するという。国内からVMware MVP搭載端末が登場するかどうかについて、ヴイエムウェアは公式なコメントを避けているが、「日本市場でやらないなら、ワイヤレスジャパンでブースを出していない」(担当者)と、日本のキャリアと交渉中であることを示唆した。

(@IT 西村賢)

情報をお寄せください:

アイティメディアの提供サービス

ホワイトペーパー(TechTargetジャパン/閲覧には会員登録が必要です)

スキルアップ/キャリアアップ(JOB@IT)


- PR -

お勧め求人情報

キャリアアップ 〜JOB@IT
@IT Special -PR-
  TomcatやJBossなどAPサーバ環境に関する
情報を集約! “業務”用APサーバ大百科

New!
  一気に解説! 最新のクラスタストレージ
「RAIDを超えたストレージ基準」……など

New!
  クラウド的ユーザー体験の変化は脅威か?
仮想化技術を使いこなす運用管理術を紹介

New!

  上司や部下、部署内メンバーとの情報共有
を“ガラッ”と変えるコラボツールとは?

New!
  おばかアプリ選手権、第4弾開催中!!
ムダにカッコよくてくだらない作品求ム!

  社内ファイルサーバを“クラウド”に統合
VPN直結「クラウド型ストレージ」を紹介

  Twitterのアカウントはなぜ突破された?
メールによる新手の攻撃手法とその対策

  もう仮想化のお試しフェイズは終わりだ!
Hyper-V 2.0が基幹システムも仮想化

  美人!? まあまあ? 気になる いやし系!!
PV急増で「美人時計」がとった手段とは?

  クライアント企業から求められる人材
⇒IT技術と経営戦略を併せ持つ「戦略家」

  .NET編集長が実践する「技術情報検索術」
サンプル・コードを簡単に探す“技”は?

  業務効率と情報セキュリティ対策を両立!
手間なく確実に機密情報を守る方法とは?

  進化を続ける富士通ストレージETERNUS DX
製品開発者の自信を裏付けるものとは何か

  運用管理の課題を“2つの観点”から分析
ユーザー満足度の高い「仮想環境」とは?

  【CTC事例】約30の基幹システムを統合!
膨大なバッジジョブを制御した方法は?

  仮想化すればコストは削減できるか?
仮想化に必要な「3つの視点」を解説する

  その数、なんと400台以上! グループ内
サーバの「統合管理」によるメリットは?