両社はそれぞれの事業で展開
NTT ComとNTTデータ、SaaS事業者向けサービス基盤を共通化
2009/07/29
NTTコミュニケーションズ、NTTデータ、NTTの3社は7月29日、SaaS事業者向けの共通基盤サービス機能群を開発したことを発表した。
NTT Comは「BizCITY for SaaS Provider」でセールスフォース、サイボウズなどのサービスに対する統合的な決済や認証の基盤を提供している。一方NTTデータも「VANADIS SaaS Platform」で、NTTグループや他社のSaaSに対する同様な機能を提供してきた。
今回、共通基盤サービスが開発されたことで、2社のサービスにまたがる統合認証や、決済機能の一本化が期待できる。ただし、両社のSaaS事業者向け基盤サービス自体を一本化するという発表はなされていない。それぞれのサービスを今後も展開しながら、機能の共通化を進めていくことになる。
共同開発された「SaaS基盤共通機能群」は次のとおり。
- 認証基盤(多要素認証、シングルサインオン、ID管理)
- SaaSポータル(エンドユーザーに提供するアプリケーション販売・決済用のポータル)
- 料金回収代行(NTT ComのVPNサービスとSaaSの請求の一本化)
- マルチペイメント/クレジット決済
- ネットワークゲートウェイ(SaaS事業者とNTT Comのネットワークサービスの接続)
- Webシステム構築(NTTデータグループ開発のアプリケーションサーバや業務コンポーネント、アプリケーションをパッケージ化)
NTT Comはこれらの機能のうちネットワークゲートウェイや料金回収代行などの機能をすでに提供している。これに加え、認証基盤機能を8月より提供するほか、SaaSポータルなどの機能を順次提供開始する。
NTTデータは今回の基盤共通機能群を活用し、さまざまな用途のSaaSサービスを順次提供開始する。これには、NTTデータグループにおける、税関連の情報を扱うアプリケーションを中心とした「Bizplat」、企業向けERPを中心とした「Biz∫」、地図情報をベースとした「MaDoRE」などがある。
また、今回の基盤共通機能群と、NTTデータグループのHaaS(IaaS)機能を組み合わせたPaaS事業を展開していく。まず年内をめどに、NTTデータグループにおけるSaaSビジネスに適用することから始めるという。
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