新名称案、「Issue 9」に人気集まる

グーグルのプログラミング言語、「Go」の名称に待った?

2009/11/12

 グーグルが11月11日に発表したプログラミング言語「Go」の名称に対し、「『Go!』の名称を使っていたのはこちらが先」と指摘する声が上がった。

 指摘したのは、2003年にプログラミング言語「Go!」を発表したというFrancis McCabe氏だ。同氏はGoプロジェクトのバグ報告板に登場し、「私は、同じくGoという名前のプログラミング言語に10年ほど携わってきた。これに関する本も出版している。できれば私の言語の名前は変えたくないので、グーグル側がこの名称を変更してくれるとありがたい」とリクエストする投稿を行った。

goname01.jpg Francis McCabe氏の投稿から始まったディスカッション

 これを受けて、名称変更に関するディスカッションが盛り上がっている。「グーグルは名称を変更すべき」「いや、知名度からいうと問題ではない」といった意見に交じり、この言語の新しい名称を提案する投稿が多数寄せられた。「go++」「go2」や「G(言語)」といったものから、Erlang風の「Golang」、さらにはGNUをもじった「going - Go is not Go!」など、バラエティにとんだ名称が寄せられている。

 中でも最も多くの支持を集めているのは、この名称問題のID番号「9」に、「Plan 9」のひっかけも交じった「Issue 9」もしくは「I9」で、数十以上の賛成意見が投稿されている。ただし、名称に関するグーグル側の公式な見解はまだ寄せられていない。

 なお、「Go!」は、Francis McCabe氏とKeith Clark氏が2003年に発表したオブジェクト指向のマルチパラダイムプログラミング言語。

(@IT 高橋睦美)

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