より通常のサーバに近い運用形態も
Amazon EC2がS3だけでなく、EBSからも起動可能に
2009/12/04
米アマゾン傘下のAmazon Web Servicesは12月3日、Amazon EBSからAmazon EC2のインスタンスを起動できる新機能の提供を開始した。これまでAmazon EC2の起動イメージとなるAMI(Amazon Machine Image)は、ストレージサービスのAmazon S3上に保存しておき、EC2インスタンスのブート時に、このイメージを転送する必要があった。新機能を使えば、永続的なブロックデバイスのように扱えるAmazon EBSをEC2にアタッチして起動することができるようになるという。
Amazon EBS上のスナップショットから起動した場合、rootデバイスはAmazon EBS上のボリュームとすることができ、EC2インスタンスの停止、再開が自由にできるようになるという。サーバが稼働していない場合に容易に停止可能となったことで、よりコスト効率のよいサーバ運用が可能としている。
これまで10GBの上限があったAMIとrootパーティションのサイズ制限は最大1TBとなった。これにより、あらかじめアプリケーションやデータセットなどをより多くインストールしたイメージを事前に作成しておくことができるという。
Amazon EC2/S3は当初、クラウド特有のスケーラビリティを念頭に置いたストレージサービスのみを提供してきたが、MySQLのホスティングサービス「Amazon RDB」や、ブロックレベルのストレージボリューム「Amazon EBS」を投入してきている。これらはいずれも、従来のサーバ運用、システム構築のノウハウを生かすために要望が多かったもの。特に今回のEBSからのインスタンス起動の機能により、より通常のサーバ運用に近い感覚で利用できるようになりそうだ。
Amazon Web Servicesは同日、これまでアメリカ国内では東海岸に4カ所あった「Availability Zone」を、西海岸にも1カ所加えたと発表している。
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