ソフトエイジェンシーが国内販売

Rubyのソースコード暗号化する「RubyEncoder」発売へ

2010/03/04

 ソフトエイジェンシーは3月3日、Rubyのソースコードを暗号化するソフトウェア、「RubyEncoder」を国内販売すると発表した。発売日は3月8日で、価格は1ライセンス当たり3万1500円(税込み)。RubyEncoderは英Inovicaが開発した。

 Rubyはソースコードを直接読み込んで実行するスクリプト言語であるため、商用アプリケーションを作成して配布する場合に知的財産の保護が難しい。RubyEncoderでは、Rubyのソースコードをバイトコード形式に変換することで保護する。

 RubyEncoderはソースコード暗号化のほか、IPアドレス、MACアドレス、ドメイン名などによるアプリケーションのロック機能や、アプリケーションに有効期限を設定する機能などを提供し、コピー防止や体験版作成に使えるという。

 アプリケーションの暗号化とは別に、アプリケーションの実行に必要なライセンスファイルを作成できる。ライセンスファイルを利用することで、評価版や商品版などの異なったライセンスで、ユーザーにアプリケーションの配布が可能という。

 RubyEncoderの対応プラットフォームはWindows、Mac OS X、Linux、FreeBSDで、対応するRubyのバージョンは1.8.6、1.8.7、1.9.0、1.9.1。

(@IT 西村賢)

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