高まる無線LANデバイスの密度に仮想化で対応
ミッションクリティカルな無線LANを支援、メルー
2010/06/22
メルー・ネットワークスは6月22日、戦略説明会を開催した。
同社は無線LANアクセスポイントおよびそれを制御するコントローラを提供するベンダだ。2005年に日本法人を設立しており、大学など教育機関を中心に顧客を獲得してきた。2010年4月には司馬聡氏が代表取締役社長に就任した。司馬氏は、「メルーこそ、デバイスが増えて行き詰まりつつある無線LAN環境を解決するソリューションを提供できる」と述べ、市場拡大に取り組むとした。
米メルー・ネットワークスのプレジデント兼CEO、イハブ・アブー・ハキマ氏米メルー・ネットワークスのプレジデント兼CEO、イハブ・アブー・ハキマ氏は、同社の無線LAN製品の特徴は、「カジュアルな接続ではなく、企業におけるミッションクリティカルな用途のための無線LANを提供することだ」と述べた。
メルーでは、複数の無線LANアクセスポイントを仮想的に1つのアクセスポイントとして扱えるようにするアーキテクチャを採用している。接続するデバイスから見れば、どのアクセスポイントに接続しても同じチャネルを利用していることになり、安定した品質で接続できる。
これに対し従来の「マイクロセルアーキテクチャ」では、導入前にサイトサーベイを行う必要があり、それでもなお接続できない「穴」ができてしまう可能性が否定できなかった。さらに、ユーザーやデバイスの増加にともないアクセスポイントを追加しようとするたびに、干渉などの影響を考慮し、再設計する必要があった。ここから生じる運用の手間とコストは無視できない。
一方で、企業内におけるWi-Fi対応のスマートフォンやiPadといったデバイスの利用は確実に増加している。またデバイスの密度が高まるだけでなく、無線LAN経由で利用するアプリケーションも、メールやWebに加え、音声や動画など、ミッションクリティカルなものが増えているという。
ハキマ氏は、メルーが提供する「第4世代」に分類されるアーキテクチャによって、こうした問題を解決できるとした。「ちょうどスタッカブルスイッチのように、全アクセスポイントが協調して、仮想的に1つのチャネルとして動作する。この結果非常に使いやすく、必要に応じてアクセスポイントを追加できる拡張性の高い無線LANを提供できる」(同氏)。デバイス側ではなくネットワーク側が制御を行うため、帯域制御やQoS、セキュリティなどを制御できることもメリットだとした。
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