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注記情報で会計方針を説明

日本電波工業、IFRSベースの有価証券報告書を提出

2010/06/25

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 日本企業で初めてIFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)を任意適用した水晶デバイスメーカーの日本電波工業は6月25日、2010年3月期の有価証券報告書を提出した。これからIFRSの適用を目指す企業にとっては参考になる情報が多い。

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 IFRSの有価証券報告書は注記情報が増えることでボリュームが増すといわれていたが、日本電波工業の2010年3月期の有価証券報告書の総ページ数は115ページ(PDFベース)。2009年3月期の日本基準ベースの有価証券報告書は103ページだったので、確かにページ数は増えたが大幅に増大とはいえない。2008年3月期の有価証券報告書は92ページだった。

 有価証券報告書の「経理の状況」では冒頭でIFRSによって連結財務諸表を作成することを説明。IFRSで連結財務諸表を作成するうえでの体制整備や2002年3月期から海外向けのアニュアルレポートをIFRSベースで作成していることなどを記述している。連結財務諸表の注記では連結の範囲や有形固定資産、のれんの処理、開発費の資産計上、収益認識など多数の項目について、会計処理の方針を説明している。

(IFRSフォーラム 垣内郁栄)

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