寡占市場に「新たな選択肢」を
デジタルアーツ、独自エンジン搭載のプロキシアプライアンス
2010/09/15
デジタルアーツは9月15日、独自開発のプロキシエンジンを搭載したアプライアンス製品「DigitalArts Secure Proxy Appliance」を発表した。
同社はこれまで、企業向けのWebフィルタリングソフト「i-FILTER」を提供してきた。そこで培ってきたWebプロキシ技術をIBMのx86サーバ「IBM System x」に搭載し、アプライアンスとして提供する。独自エンジンにチューニングを加えることで高速なパフォーマンスを実現するとともに、容易に導入できるようにした。
DigitalArts Secure Proxy Applianceは、企業とインターネットの間のプロキシとして動作する。他社プロキシ製品の中には、拠点間の通信を高速化する機能を備えるものがあるが、同製品はインターネットや外部Webサービスの高速化に特化した、伝統的なプロキシとして動作する。
オプションの「i-FILTER」を追加すればWebフィルタリングが、「SSL Adapter」を追加すればSSLデコード処理が可能だ。また、ウイルス対策ソフトとの連携を可能にするオプション「AV Adaptor」では、ICAPを介してカスペルスキーやシマンテック、トレンドマイクロのアンチウイルス製品と連携し、マルウェアの検出を行うことができる。
管理用アプライアンスの「Director」を利用すれば、複数のDigitalArts Secure Proxy Applianceに対する設定やプロビジョニング、バックアップや各種レポートの収集などが行える。複数の管理者の間で権限分掌を行ったり、クラウド上のマルチテナント環境で顧客1人1人に個別の管理インターフェイスを提供することも可能だ。
デジタルアーツがあらためてアプライアンス製品を提供する理由は、外資系に独占されている市場に風穴を開けるため。価格やサポート面で不満を抱いていた顧客に、新たな選択肢を提供したいという。
DigitalArts Secure Proxy Applianceにはユーザー規模に応じて、「Entry」から「Hi」まで4モデルが用意されている。2万ユーザーを超える大規模ユーザー向けに、別途「Custom」も提供可能だ。価格は、500ユーザー未満を対象とするEntryモデルが172万5000円、5000〜2万ユーザー規模に対応するHiモデルは1550万円など。なお、冗長構成を前提に2台以上購入する顧客も多いことから、2台目以降は割引価格で提供するという。
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