リンクをスキャンし安全性を確認

エフセキュア、Facebook向けセキュリティアプリのβ版公開

2011/09/21

 エフセキュアは9月20日、Facebook上のマルウェアやスパム、フィッシング詐欺などを防ぐFacebook用アプリケーション「ShareSafe」のβ版を無償で公開した。ユーザーからのフィードバックを募り、製品に反映させていくという。

 Facebookのユーザー増加に伴い、Facebookを介して広まるマルウェアの被害も増えつつある。代表的な例は、友人から届いたメッセージに含まれるURLをクリックすると、チェーンメール式にさらにスパムメッセージを送信したり、不正プログラムのインストールを促され、感染したりするパターンだ。Facebook上の知り合いからのメッセージとして届くため、内容を疑うことなくクリックしてしまう可能性が高い。

 ShareSafeは、こうした攻撃からユーザーを守ることを目的としたアプリケーションだ。近況をウォールやニュースフィードに投稿する前に、中に含まれるURLをスキャンすることで、リンク先が安全なものかどうかを確認できる。

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 逆に、ユーザーにとって有益なリンクを見つけやすくするポイントプログラムも提供する。ShareSafeを介して投稿された際に加え、その投稿がクリックされた数や、「いいね!」が付けられた数によってポイントが加算される仕組みだ。集めたポイントは、同社のセキュリティ製品と交換が可能という。

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(@IT 高橋睦美)

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