アプリケーション基盤製品群を展開
ネットワールドがVMware vFabricを独自に国内提供開始
2011/11/01
ネットワールドは11月1日、米ヴイエムウェアのアプリケーション基盤製品群「VMware vFabric」を同日販売開始したと発表した。出荷開始は年内を予定。vFabricとして国内展開するのはネットワールドが初めて。ヴイエムウェア日本法人もまだ国内のサポート体制を発表していない。
vFabricはヴイエムウェアが米SpringSourceの買収などで手にしたアプリケーション基盤コンポーネント群。VMware vSphereおよびvCloud DirectorがIaaSレベルの基盤製品群であるのに対し、vFabricはPaaSレベルの基盤を提供できる製品群として展開されている。PaaS事業者がvFabricを使ってサービスを提供できる一方、企業が社内でこれを導入することもできる。社内とサービス事業者の間で、共通のアプリケーション構築基盤を使えば、企業はロックインを回避できるというのがヴイエムウェアの主張。
vFabric製品群は、「vFabric tc Server」(アプリケーションサーバ)、「vFabric Web Server」(Webサーバ)、「vFabric GemFire」(インメモリデータ管理)、「vFabric RabbitMQ」(メッセージング)、「vFabric Hyperic」(アプリケーション監視)、「vFabric Data Director」(セルフサービス・データベース・プロビジョニング・ツール)、「Spring Insight Operations」(アプリケーションパフォーマンス監視)で構成される。
販売価格は「VMware vFabric Standard」(tc Server、Web Server、GemFire、Hyperic、Spring Insight Operations)のバンドル・パッケージが1仮想マシン(VM)当たり16万8126円(税別)からで、「VMware vFabric Advanced」(tc Server、Web Server、GemFire、Hyperic、Spring Insight Operationsに加え、RabbitMQ、SQLFire)のバンドル・パッケージが1VM当たり18万90円(税別)から。
この製品群のライセンス体系は独特で、パッケージに含まれる製品の種類にかかわらず、稼働するVMの数でカウントされる(ライセンス体系の詳細は、この記事をご覧いただきたい)。
ネットワールドは、サイオステクノロジーと協力して、技術サポートを提供するという。
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