利用規約への記載などを検討

「ビューン」アプリのユーザー閲覧履歴取得、運営会社が説明

2012/01/13

 電子化された雑誌などを読めるコンテンツ配信サービス「ビューン」のiOSアプリがユーザーの閲覧履歴などを取得していることについて、運営元のビューンが理由について説明した。閲覧履歴に基づいてコンテンツ提供企業に売り上げを分配するためで、履歴を使って個人を特定することはないという。

 同アプリをめぐっては、閲覧履歴が無断で取得されているのではないかとWebサイトで指摘されていた。

 同社によると、同サービスはコンテンツの閲覧履歴に応じて、コンテンツ提供元に対し売上金を分配しているほか、ユーザーに30日間無料の特典を付与しており、売上金の分配と特典適用の有無を識別するため、アプリから閲覧履歴と端末識別情報を同社サーバへ送信する仕組みを実装しているという。

 取得した情報から個人を特定することは意図しておらず、また同社のシステム上、取得した情報から個人を特定することは不可能という。

 個人を特定できないことから「個人情報」には当たらないと判断してきたが、「利用者に十分に案内できていなかったことについては真摯に受け止める」として、今後は利用規約などにデータ取得について記載するなど、広く告知して「サービスに必要不可欠な情報であることをご理解いただけるよう努力する」としている。

(ITmedia)

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